2023年5月28日 (日)

福島第一原発処理水排出にはびこる「韓国怪談」

 ネットによる『産経新聞』の主張によると、福島第1原子力発電所の処理水海洋放出計画を巡り、来日して多核種除去設備(ALPS)などの機能確認などに当たった韓国政府の視察団による全日程が終了した。

  同紙は処理水の視察終了後に 韓国にはこれを疑う「怪談」がはびこっていると言い出し、これらとの決別を宣言した。

 団長の劉国熙・韓国原子力安全委員会委員長は「見たかった施設は全て見た」と語り、日本側の協力を評価した。

 韓国内には原発事故で生じた放射能汚染水と、トリチウム(三重水素)以外の放射性物質を可能な限り除去した処理水との混同があるという。今回の視察が処理水放出の安全性に対する警戒心を解く糸口になることを期待する。

 韓国紙もそれを「怪談」とせざるを得ない「真実」に、やっと目を向けるようになったようだ。

2023年5月27日 (土)

連休中に県内の名刹巡り④

 県内各地で立ち寄る場所は多いが、途中の景色は単調だ。連続する低い山と松杉林の連続。

 その先に展開する青い海と街並み。訪れる寺社で縁起・由緒などを刻んだ石碑を追ってみるのも楽しみの一つだ。

 そこで気がつくのは、この県では日蓮系が公的支持が背景にある空海系などと並んで多い。

 清澄寺で見られるように圧倒的な強さを保持していることである。

 これには、仏教徒信者を多く取り込むために日蓮ゆかりの寺の傘下にあった方が有利かつ安全という計算と、日蓮信者の幅の広きを示すという解説をどこかで見た。

 

2023年5月26日 (金)

連休中に県内の名刹巡り⓷

 帰路にさしかかってしばらくすると「清澄山」と書いた左折する道路標識が見つかった。前にも一度訪れた記憶がある。標高2300mあればこのあたりでは高い山になる。ここから杉林を通して眺める岬の先端は、安房独特のやさしさに満ちている。

 ところがここにも清澄寺(せいちょうじ)という日蓮宗の大本山があるという。山号は千光山。日蓮が出家得度および立教開宗した寺とされ、総本山久遠寺・大本山池上本門寺・大本山誕生寺とともに日蓮宗四霊場と呼ばれるが、今回の出発地に近い中山法華経寺はこれに含まれていない。

2023年5月25日 (木)

連休中に県内名刹巡り②

 最初の訪問地が外房の温泉地「安房鴨川」である。高層階からの展望やいろいろなスタイルの浴室を豊富に用意するというので、同地屈指のホテルを選んだ。

 ところがここにもという清澄寺(せいちょうじ・鴨川市清澄)という日蓮宗の大本山があるという。

 山号は千光山。日蓮が出家得度および立教開宗した寺とされ、総本山久遠寺・大本山池上本門寺・大本山誕生寺とともに日蓮宗四霊場と呼ばれるという。中山法華経寺は入っていない。

2023年5月24日 (水)

連休に県内名刹巡り

 東海道は都内で江戸川に行きつく。川を渡ると房総(うさの国)で筆者はここに住む。近所には弘法寺があって、中国直伝の般若般若心経をもたらした空海による真言の一総本山を名乗る。

 同じ真言系でも、国内の国別に東大寺の出先として設けられた下総国分寺は自宅から徒歩圏内にある。

 法華経の正本を所蔵する中山法華経寺も同じ市内にあり、ここも日蓮宗大本山を称している。

 この地から外房・鴨川温泉に向かった。県内観光地巡りは、過去何回もしている。だけどお寺の立地や権力争いなどを念頭に置いてめぐってみたのは今回が初めてだった。

2023年5月23日 (火)

岸田氏に飛んだ「大統領」という野次

 岸田信夫総理大臣が議長を務めた広島G7でバイデン米大統領が岸田総理を3度にわたって「大統領」言い間違えていたことが、盛んに報じられている。

 世界の政治のトップを務めるアメリカ合衆国大統領バイデン氏が「大統領」であっても、日本の首相をそれと同列に置くことは、法的に不可能だ。

 外交、軍事、内政上の権限・権能が法的に同一のようにも見られかねず、誤解を招くことになり幼稚である。

 元首は「国王」「大統領」「首相」その他さまざまな呼び方をされるが、身の程を知らない大言壮語の演説などに「だいとうりょう!!---」と揶揄する「野次」ならば別。岸田氏のはその類だろう。

2023年5月15日 (月)

情報の交錯で続かないブログ

 夕刊がなかったり朝刊が月1回の休みだったり、そこへネットサイトの情報やテレビニュース番組の情報が交錯して入る。

 ブログを隙間なく続ける義務はないが、ウクライナなど毎日続けても情勢判断ができないような日々が続く。

2023年5月13日 (土)

韓国の「原発・汚染水放出警戒」は過剰反応

 日韓両政府は12日、東京電力福島第1原発事故で生じた処理水の海洋放出に関して、関係省庁による局長級協議をソウルで開いた。7日の日韓首脳会談で合意した、韓国の専門家らで構成する現地視察団について具体的な活動内容を話し合った。これに先立ち、韓国政府の朴購然(パク・クヨン)国務調整室第1次長は記者会見で「海洋放出のすべての過程についての安全性を検証することを目的にしている」と説明した。(以下略・『毎日新聞』5/13・朝)

 引用記事からも窺えるように、水ならば含まれていて当然のトリチウムが検出させている。

 汚染水は、事故で溶け落ちた核燃料がある原子炉建屋に、地下水や雨水が流れ込むことで、日々発生している。ほとんどの放射性物質を除去できる多核種除去設備(ALPS)で処理しているが、取り除けないのがトリチウムだ。

 トリチウムは三重水素とも呼ばれる放射性物質で、化学的には水素と同じ性質を持つ。通常は水の形で存在し、普通の水に混ざっているため、分離が難しい。

 ただ、トリチウムが出す放射線は弱く、紙一枚で遮れると言われている。自然界でも宇宙からの放射線で日々トリチウムが作られていて、23年で放射能は半分になる。今回政府が決めた海洋放出による処分では、海水で薄めてトリチウムを基準を満たす濃度にして放出することになった。

 国内外の原発や、使用済み核燃料の再処理工場からも、トリチウムは濃度や量を管理して出されており、震災前は全国の原発から毎年計350兆ベクレル前後が海に放出されていた。

 国の放出基準は1リットルあたり6万ベクレル。この水を70歳になるまで毎日約2リットル飲み続けても、被曝(ひばく)は年間1ミリシーベルト以下におさまるという。日本で1年間に自然界から受ける放射線による被曝量と同等かそれ以下で、国際的に許容されるレベルにとどまる。

 福島第一では、この基準の40分の1まで薄めるとしている。すでに次々に増設したタンクにたまる処理済み汚染水は約125万トンにのぼり、タンクの水に含まれるトリチウムは900兆ベクレル近くある。海水で薄めながら何十年もかけて流すことになる。

 放出する際には、基準を満たすかきちんと確認し、情報を公開する必要がある。放出した後も、海での影響評価のモニタリングや風評被害の対策が欠かせない。(藤波優、小坪遊)

 日本政府は、夏までに処理水を海洋放出することを計画している。

 朴氏らによると、視察団は2324日に20人規模で派遣。「原発の安全規制分野における最高の専門家」で構成するという。原発で生じる汚染水から、放射性物質を取り除く多核種除去設備「ALPS(アルプス)」などを現場視察する。国際原子力機関(IAEA)の加盟国で、視察団が現地を直接訪れて確認するのは韓国が初めてだという。

 韓国以外が視察団を派遣しない理由は、放出する量・質ともに、IAEAで確認が可能で、それを疑う根拠や必要もないからだろう。

2023年5月12日 (金)

季題「ホトトギス」を取りやめた理由

  ♪ホトトギスの早も来鳴きて……夏は来ぬ~

  で近所の水辺の公園の風物について書こうと思ったが、ネットサーフィンしていたら夏の「植物」という筆者の知識にない意外な紹介もでてきた。

 よって興ざめ、採録も取り下げることにした。

2023年5月11日 (木)

今朝の地震、関東大震災級地震への警告

 千葉県木更津市で最大震度5強を観測した11日未明の地震について、毎日新聞ではかなり深刻な専門家の意見をサイトに乗せている。

 気象庁は、発生後間を置かず「この地震による津波の発生は想定されていません」などとコメントするが、家具や商品類・ガラス窓の落下や高層ビルでのエレベーター途中階停止などはすでに発生。崖崩れや救急搬送にともなう道路の混乱なども予想できる範囲にある。

 専門家は、首都圏ではもっと大きいマグニチュード7級が起きる可能性もあり、関東大震災のような直下型地震の影響が心配されている。緊急地震速報から揺れまでの余裕があまりなく、今朝のように多くの人が寝ている時間帯は対応がさらに難しい。

 寝室の家具が倒れないようにするなど対策をしておいたほうがいい。

«続・みっともない「記念日争い」

2023年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ